マネーマネジメントのしやすい投資対象は何だろう? 株・商品先物・日経225先物・FX(外国為替証拠金取引)……投資系金融商品のなかで、もっとも資金管理の簡単なのは?

マネーマネジメントから見た外国為替証拠金取引(FX)

マネーマネジメント(資金管理)からFXを考えてみましょう。
FXは証拠金取引です。1枚売買したければ、証拠金として2万円ないと取引できない、などいう仕組みになっています。この証拠金は取引先によって異なるものの、市場が加熱したからといって増額されるようなことはありません。

政府筋が介入することがありますが、それは証拠金の額を変更させるわけではないため、「変数」にはならず、いつでも一定の証拠金で売買できます。他の投資商品に比べて、システムトレードでの検証が、そのまま実際の売買へと反映されやすい商品だといえるでしょう。

株式のような価格帯によって呼び値(ピップス・キザミ値・1ティックあたりの金額)
が異なることもないので、変数が少ない分、管理が楽になりそうです。
さらに、有利な点があります。
それは倍率の設定が投資家に任されていることです。
ドル円の倍率を1倍にするか、10倍にするか、50倍か、100倍か……といったことを投資家が選択できるのです。設定できる倍率は取引先によって異なりますが、今日から倍率が変わりました、などというように取引先によって勝手に変更されてしまうことはありません。

商品先物ではガソリンや灯油が100倍から50倍へと変更された例があります。ポジションを持っていた投資家は、倍率変更の対応に苦労しました。FXでは、レバレッジの掛け具合を投資家が決められるので、価格変動に動揺しやすいと自覚のある投資家なら、倍率は小さく、ためらうことなく損切りできるなら、倍率をやや大きくするなど、自分の力量にあったレバレッジに調整するといいでしょう。